ドトールの前を歩くと思い出す。あれは年末EGO―WRAPPIN’のライブに行った時のことだった。ドトールでライブまでの時間を潰していた。店員は店長らしき人と後から入ってくる女子高生とおばさま。
コーヒーを飲みながら本を読んでいると、20代後半から30代前半の素敵なお兄さまが入ってきた。
おばさまのオーラが一変する。背後に華やかな花が咲き乱れる。
「新しい豆入ったんですよ」
どうやら彼は常連客らしい。だいぶ談笑で盛り上がっている様子。
ドトールの前を歩く度に思いだす。
愛に年の差なんてないことを。