サイエンスと漫画


http://www.kahoku.co.jp/news/2005/09/2005090801000515.htm
授業でとりあげられた青いバラ

青いバラといえば、矢沢あい先生をお好みの方ならはっと気づくかもしれない。
矢沢あい先生といえば、今公開中のNANAで今や時の人である。(私達の世代からしてみれば、「天使なんかじゃない」あたりから、有名なんだけれど)

そう、矢沢先生の最近の作品「パラダイス キス」の終盤でファッションショーを行う時に、青いバラを使うシーンがある。(もちろん、漫画の中では着色をしているのだが。)

漫画は、ある程度現実離れをしているものではあるがあまりに現実離れしていると漫画だけの世界になってしまう。

ここで、作品の中でのヒーロー(ジョージ)が、魔法かなんかで青いバラを作ってしまわずに、着色したことで、現実味が増し、その漫画の中で擬似的に現実を作ることで私たちは漫画にのめりこみ、はまることができる。

つまり、矢沢先生は、うまい。そして、博学である。

NANAでも、多くのブランドが出たり、また矢沢作品では芸術学校がよく出てくる。
ご近所物語パラダイスキスでは服飾の専門学校が、NANAでも最初に小松奈々が友人や章司と出会うのは、デザイン学校である。
こういうのは、ただ学校が舞台となっているのではなく、いろいろと調べたりしなければならない。
こういった、ところからも矢沢先生の博学さがうかがえる。

話は青いバラの話より、矢沢あい先生の話がメインになってしまったが、漫画もサイエンスと絡めて読んでみるとまた深みが出ておもしろい。