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北野武ｻﾝ

生と死、とか愛と暴力とか対極なものを映像にしているらしい。だから｢暴力映画｣で片付けるのは…
｢なんだ、このやろう｣(ﾏﾈして読んでみて、あれ、ばかやろうだっけ?)
と、思うらしい。

で、とてもわかりやすい例えを話してくれた。

｢ふりこの法則｣(勝手に命名)
ふりこは中心を基準に左右に均等にふれる。右側に10ふれれば、左側にも10ふれる。
北野武監督の映画は右側(暴力)に10ふれれば、左側(愛)にも10ふれる。それが暴力と愛だったり、生と死だったり。対極なものは均等に存在するというのが彼の考えらしい。

しかし、ﾊﾘｳｯﾄﾞ映画はたった1人の女性を救う(というﾊｯﾋﾟｰｴﾝﾄﾞの)ために船が沈没したり飛行機が落ちたり、と何百人も死んだりする。
北野武にはこの不均等が目につくらしい。

なるほどな、と思った。

世の中って本当にｲﾛｲﾛな人が居て成り立っているのだなぁ。
と、改めて思った。